日本の水稲のこれから
農家のみなさまが生産されるお米(玄米)の価格が急激に変化しています。
昨年(平成25年産)のお米が流通在庫として大量に残っていることも影響して
今年の新米取引価格は昨年の価格よりも10%~安い取引となっています。
地域や銘柄によって価格に差はありますが
おおよその平均的な価格は安く見積もって1俵(60kg)7000円ほど。
10a あたり平均9俵の収穫だとして 農家のみなさまの収入は
10a あたり 63000円 となります。
以前は1俵15000円 さらにそれよりも前は 1俵20000円 という価格で取引されていましたので
その頃と比べるとお米での収入は半減~していることになります。
10a あたりにかかるコストは
主に苗作りから始まって、代かき・施肥、田植え、雑草管理、いもち・害虫対策、あぜの管理、鳥・カメムシ対策、
稲刈り、乾燥、梱包、集荷、検査、稲わら・もみがらの後片付け、等多岐にわたっていて
作業にかかる時間や人件費なども加味していくと簡単には算出できません。
さらには設備や農業機械などの維持管理にも費用がかかってきます。
そして毎年肥料や農薬などの消耗品にも多額の費用がかかります。
肥料代は少なくとも 10a あたりに 元肥、追肥、補助肥などの組み合わせか
一発タイプの施肥で安くても6000円ほどかかります。
農薬は いもち・害虫箱処理剤や水稲除草剤、畦畔除草剤、カメムシ防除剤などで
10a あたり14000円ほどかかります。
農業機械や設備の減価償却費と消耗資材費、そして人件費を考えていくと
10a あたりにかかる費用は 10a あたりの収入を大きく超えてしまいます。
お米の生産だけでは農家としての経営が成り立たなくなってきています。
日本の水稲は
より生産コストを抑えていくか
生産したお米に付加価値を加えて収入を上げていくか
そのどちらか、もしくはそのどちらも、に分かれていくのではないかと考えます。
昨年(平成25年産)のお米が流通在庫として大量に残っていることも影響して
今年の新米取引価格は昨年の価格よりも10%~安い取引となっています。
地域や銘柄によって価格に差はありますが
おおよその平均的な価格は安く見積もって1俵(60kg)7000円ほど。
10a あたり平均9俵の収穫だとして 農家のみなさまの収入は
10a あたり 63000円 となります。
以前は1俵15000円 さらにそれよりも前は 1俵20000円 という価格で取引されていましたので
その頃と比べるとお米での収入は半減~していることになります。
10a あたりにかかるコストは
主に苗作りから始まって、代かき・施肥、田植え、雑草管理、いもち・害虫対策、あぜの管理、鳥・カメムシ対策、
稲刈り、乾燥、梱包、集荷、検査、稲わら・もみがらの後片付け、等多岐にわたっていて
作業にかかる時間や人件費なども加味していくと簡単には算出できません。
さらには設備や農業機械などの維持管理にも費用がかかってきます。
そして毎年肥料や農薬などの消耗品にも多額の費用がかかります。
肥料代は少なくとも 10a あたりに 元肥、追肥、補助肥などの組み合わせか
一発タイプの施肥で安くても6000円ほどかかります。
農薬は いもち・害虫箱処理剤や水稲除草剤、畦畔除草剤、カメムシ防除剤などで
10a あたり14000円ほどかかります。
農業機械や設備の減価償却費と消耗資材費、そして人件費を考えていくと
10a あたりにかかる費用は 10a あたりの収入を大きく超えてしまいます。
お米の生産だけでは農家としての経営が成り立たなくなってきています。
日本の水稲は
より生産コストを抑えていくか
生産したお米に付加価値を加えて収入を上げていくか
そのどちらか、もしくはそのどちらも、に分かれていくのではないかと考えます。
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