福島の農家のみなさまは前向きにがんばっています

今日の朝日新聞福島県内欄に
昨年ご縁いただきました福島市の果樹農家高橋さんの記事が掲載されていました。
福島県内の果樹農家のみなさんは
これまでとかわらず美味しい果樹づくりをされているなかで
樹皮削りや洗浄、表土剥離といった出来うる限りの除線作業も行なっています。
樹皮を削ると樹木に少なからず影響がでます。
人でいうと古い角質層を強制的に落とすようなものですが
未熟な層がむき出しの状態となってしまいます。
表土を除いてしまうと
一番養分が豊富で長年培ってきた大切な土そのものが失われてしまいます。
農家さんの中には土壌中の肥料分が激減してしまい
おもったように果実が育たなかった方がいらっしゃいました。
そのため通年以上に肥料コストがかかってしまうようです。
果樹の価格は相場相応ではなく
福島価格というものが存在しています。
これは果樹だけでなく他の農作物にも当てはまることです。
市場では(すべての市場ではないかもしれませんが)
各県の生産物のセリが終わってから
最後に福島県産物のセリが行われているのです。
福島に厳しい状況がいつまでつづくのか先が見えてきません。
農家のみなさんの苦境がつづくなか
みんな前向きに農業に取り組まれている姿を
仕事を通して毎日拝見させていただいてます。
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