果樹講習会の模様

梅雨入りして、野菜も果樹も生長が著しい時期となりました。
果樹の場合、美味しい実を充実させるためには摘果という仕事が
とても大切です。
小さく成り始めた実をみると、やがて大きくなり収穫する頃の想像が膨らみます。
そうすると名残惜しくなり、どの実も付けた状態にしたくなりがちです。
しかしもしそのまま全ての実を付けたまま収穫時期を迎えたとしたらどうなるでしょうか。
どの実もみな小さく、糖度の入り具合も低く
とっても酸味の利いたすっぱい実になってしまいます。
甘い果物を収穫するためには
その樹に適した収量を計算した上で、余分な実を
どんどん摘果しなくてはなりません。
ときに大胆にバッサリと摘み取っていきます。
しかしちゃんとその理由を理解していないと、大変な重労働になってしまいがちです。
全ての農作物にもいえることですが
果樹を栽培するということは、表にはでない影の努力でささえられて
とっても甘くて美味しい果物になるということを知っていただきたいと思います。
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